社員インタビュー
人が育つ会社を、仲間とともにつくっていきたい。
新井 健
1999年中途入社
特殊清掃に必要な免許は、すべて取り終えました。
東海労機はもともと、私の父が起業した会社。現在は兄が代表を務めています。私は入社して20年くらいになりますかね。仕事としては日本製鉄名古屋製鉄所の構内で、高圧洗浄機をつかった排水路の清掃や機械洗浄を担当しています。高圧で水を放射して鉄くずや石灰などを砕き、砕いた汚泥をバキュームカーで吸引したりする仕事です。内容によってチームで作業を分担。作業には資格が必要となりますが、日本製鉄名古屋製鉄所構内だけの免許もあれば国家資格もあります。たとえば、水を放射するにも高圧洗浄作業者教育を受講し、高度なものになれば「産業洗浄技能技師」といった国家資格まで取ることも。他には大型自動車の運転や、設備設置のためのユニッククレーン操作に必要な資格もあります。これらは自分自身のスキルアップにもつながりますし、安全に作業するためには必要なもの。私は仕事に必要な免許はすべて取り終えましたね。
「石を砕く水」など特殊な方法で掃除をするのがおもしろい。
目に見えて綺麗になっていくのが、清掃のよろこび。やってみると実感してもらえると思うのですが、非常に楽しいですよ。特に高圧洗浄は特殊なもので、コンクリートを削ったり、強固な石状のものを砕いたりできるほどの威力があります。そんな普通の世界ではありえないものをつかった特殊清掃に、機械をさわる面白さや、やりがいを感じています。また、清掃作業は工場の安全にも欠かせないものです。以前、圧延機という機械の清掃を依頼されたことがあるのですが、行ってみると油で固着し元の状態がわからないようなひどい状態。放置すると油に引火して火事になってしまうため、とにかくやれることを少しずつ進めていきました。すると最初とは見違えるほど綺麗になり、依頼主から「これなら大丈夫」というお言葉をいただきました。ただ見た目が綺麗になっただけでなく、防災上のお墨付きをもらったのが嬉しくて印象に残っています。
自分自身がお手本になりながら、仕事での成長も、人としての成長も。
20~60代まで幅広い年代が働いていますが、みんな人柄が魅力的。気負うことなくコミュニケーションができます。チームでの作業ですから、風通しのいい雰囲気づくりに気を配っています。働きやすい、人が育つような会社でなければ、これから先の企業としての成長はないと考えています。人材教育については、まずは安全に作業できるように仕事をサポートすることが一番。そして人間性という面では、どこの会社でも通用するような社会人としての素養を備えた人材に育ててあげたい。そのためにはまず私自身がお手本となるような行動を心がけたうえで、信頼関係を築きながら一緒に歩んでいきたいです。そして、そんな仲間とともにこれからの会社づくりをしていけたらと思っています。